コピーライター・こやま淳子

アイデアは熟成する

徹夜とか長時間の打ち合わせとかには反対な私ですが、
できるなら仕事は毎日したほうがいいという持論もあります。

土日も祝日も、今日みたいなゴールデンウイークの中日でも、
コピーや企画を考えることは休まないほうがいい。
じゃないと休み明けがキツイのです。
コピーの書き方を忘れるのです。

発想というのは不思議なもので、ちょっとずつ毎日やり続けると
どんどん出るようになる。
例えば月曜日に5時間考えて、金曜日まで何もしないよりも、
毎日1時間ずつ考えたほうがいいアイデアが出る。
これは私の長年の経験から、はっきりと確実にそうだと言えることの一つです。
アイデアというのは寝かせると熟成するのです。

だから私は時間のない仕事があまり好きではありません。
「明日までに提出してくれる?」
という仕事です。
もちろん、できなくはない。
そういう仕事は、1日で提出したというだけで感謝されるし、
コストパーでいうとかなりいいギャラをもらえることも少なくはない。
けれどその1日で出した仕事を次の日見返したとき、
もっといいアイデアに熟成している可能性を放棄することになるのです。

まあそんなことを言いながらも、もちろん時間のない仕事がきたらやりますし、
それがプロだと思っていますし、
そのためにも仕事しなくていい日にもアイデアを出す訓練というのは有効です。
なんでもいいから考えたことを書いたり、架空の課題を自分に出して自分に提出したり、
そんなことがいざというときの訓練になると思っています。

SNSにくだらない投稿をすることだって、そのうちのひとつです。
くだらない投稿をして、誰かからコメントをもらい、
またそこにくだらない返信をする。それだって思考の訓練です。
なんてことをいつも考えながらやってるわけではないですが。
ちょっと正当化しすぎたでしょうか。

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